【長丘萬月レポート】中洲休業要請解除の日(6月1日、2日の状況レポート)
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新型コロナ感染拡大にともない、接待をともなう飲食店などに出ていた休業要請が6月1日から福岡県も解除になりました。
4月7日の緊急事態宣言以降、中洲では98%のお店が休業要請を受け入れて感染拡大防止に協力してきた経緯があります。
中洲はこの数日間、お店の再開に向けてお店の掃除やスタッフミーティングなどのため人が見受けられました。解除になった6月1日は、お昼頃からお酒やおしぼり、再開のお祝いの花を配達する業者の姿が多くみられ、少し活気が戻ってきた感じです。
久しぶりの挨拶交換
夕方、お店のママなど経営者や従業員の皆さんも開店準備のために中洲に出て来られました。あちらこちらで挨拶をされている方がいます。
「元気やった?どうしとった?感染予防対策どうすると?お客さん来てくれるやろか?・・・」いろいろな不安があるなかでの再開です。「消毒液、空気清浄機、パーテーション、マスク、フェースガードなど考えられる感染予防対策をして再開します。席数を減らして、換気にも気を付けて密を避ける対策を練ってきました。しばらくは、予約だけのお客さまの営業にします」。各お店とも感染予防対策を考え、徹底することによりお客さまにきてもらおうとしています。
お客は本当にありがたい
また、休業期間中に誕生日を迎えたママのお祝いや「休業をよく頑張ったね」と再開の乾杯に来るお客さまも多数いらっしゃるようです。
中洲に納入する大手酒販会社や不動産管理会社によると7割くらいの店が1日から営業を再開していたようです。
「ほかのお店の状況を見たい。北九州での感染拡大の報道を見てもう少し自粛したい。再開してもすぐにはお客さまがきてくれない。」などの理由から再開を1週間から今月末まで延ばした慎重なお店も多数あるようと耳にしました。深夜のお客数は激減
午後7時を過ぎてホステスさんの出勤が始まりました。午後8時頃にはちらほら同伴のお客さまもいます。久しぶりの人出とはいえ、普段の平日の半分くらいではないでしょうか。
午後10時頃、かなりの人が通りを歩いています。取材のテレビや新聞社のカメラマンもいました。様子見の人たちもいます。
午前0時頃、お店が終わる時間になりましたが人通りは少なくなりました。早々に帰られた方が多かったようです。まだまだ元に戻るには時間がかかりそうな雰囲気ですね。
この時間、ホウテン食堂、やまちゃん、王餃子といった気軽に入れる飲食店のお客さまは多かったとみられます。休業要請解除の初日、営業を再開できた喜びと感染リスク、客足への不安など、中洲の経営者の胸中は複雑だと思います。
中洲に灯がともり続け客足が戻ることが新型コロナの終息です。この街に早く活気が戻ることを願っています。【補足】
6月1日時点で営業を再開している店舗は71%です。酒販業者、不動産管理会社などからの聞き取りによります。(再開していない店の何店が廃業するか気になります。)ロイヤルボックス、6月1日~2日、藤堂ママの遅れた誕生日のお祝いもあり両日とも満席です。キャバクラ系では7割~8割入った店もありますが、他はよくて5~6割、多数は3割から4割くらいではないでしょうか。初日は常連客が多いので客単価は上がったのではないかと推定されます。
回復にはまだ時間がかかる
客も感染のリスクがありますが、ホステスも同様で出勤を自粛する人もいます。また、客足が予測できないのでレギュラー中心に営業する店が多いです。タックなどコンパニオン派遣会社に聞かれると状況がわかると思いますが次回にレポートします。
2日も、人の途絶えるのが早く午前0時過ぎには普段の1時30分以降のような雰囲気です。本格的にお客が戻ってくるのにはかなりの時間がかかりそうです。
【長丘 萬月】
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