サザンオールスターズは、デビュー42周年記念日にあたる6月25日、無観客リモートライブ『サザンオールスターズ 特別ライブ 2020「Keep Smilin' ~皆さん、ありがとうございます!!~」』を開催した。
400人を超えるスタッフと40台カメラで演出されたサザンの無観客ライブは、有料視聴ライブとしてABEMA、GYAO!など8つのメディアで配信された。
主催者側の発表では、税込み3,600円の視聴チケットの購入者は約18万人。テレビやタブレットで複数人が見られるため、視聴した人は約50万人と推計した。
2時間にわたり22曲が披露されたサザンのライブ。1チケットで、家族、カップル、友達同士で視聴でき、迫力あるライブ映像の演出効果もあり、視聴者の満足度も高かったようだ。
無観客ライブの会場となったのは「横浜アリーナ」で、最大収容人数は1万7,000人。通常のライブの場合、仮にチケット代を1人あたり10,000円としても、満席で1億7,000万円の入場料収入だが、サザンの無観客ライブは視聴料として3,600円×18万人=6億4,800万円を稼ぎ出した。
今回のライブは収益の一部が医療機関に役立てられるチャリティーライブであるため、あまり「稼いだ、稼いだ」というべきではない。ただ、「withコロナ」の暮らしが長く続くことが予想されるなか、デビュー42周年を迎えたサザンオールスターズが、このような有料配信ライブがアーティストにとって新たな選択肢の1つとなり得るものであると、今後のライブ活動の道筋を示したかたちとなった。
【TMS】
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