2024年04月19日( 金 )

福岡都心でオフィスビルの供給加速

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 福岡市中央区天神や博多区中洲でオフィスビルの供給が進む。
 福岡市博多区中洲中島町では、ファーストコーポレーション(株)(東証一部)が「フジランドビル」裏手のコインパーキングで9階建てのオフィスビルを計画中。計画地は、福岡市地下鉄空港線「中洲川端駅」から徒歩5分程度の好立地。同社九州支店の第一号案件でもあり、期待が高まる。

『(仮称)中洲中島町計画』建設予定地

【計画概要】
鉄骨造、延床面積1,249.67m2(378.03坪)*予定
敷地面積:244.65m2
容積率 :482.99%
設計者 :(株)日大設計
予定工期:2020年9月~21年9月

 新設されるオフィスビルで注目度が高いのは、やはり福岡市が主導する都市再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の第一号案件である「(仮称)天神ビジネスセンター」。

『(仮称)天神ビジネスセンター』外観イメージ

 地上19階建てで、3階~19階がオフィスというフロア構成であり、延床面積は61,116.98m2(約18,487坪)におよぶ。基本設計を(株)日本設計が、実施設計・施工を前田建設工業(株)がそれぞれ手がけ、竣工は2021年9月を予定している。
 新型コロナウイルスの影響を受け、リモートワークなど「非接触型」の働き方が推奨されるなか、今後オフィスビル需要がどうなるか不透明だが、20年6月時点における天神エリア、博多駅前エリアのオフィスビルの空室率は前月、前々月比で大きな変動は見せていない。

▲クリックで拡大▲
「オフィスネットワーク(株)発表資料参照(2020年6月25日時点)*賃料は共益費含む坪単価」

 「JR博多シティ」や「博多スターレーン」跡地、建替えが計画されている「福岡東総合庁舎」でもオフィスビルが予定されており、福岡都心では、ホテルに続き、オフィスビルの供給が加速していくことになりそうだ。

【代 源太朗】

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