2024年04月18日( 木 )

ドラッグストア、寡占化強まる~19年度売上高ランキング 上位6社シェア、6割に迫る

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 ドラッグストアランキング上位7社(売上高4,000億円以上)の2019年度の売上高合計は4兆5,480億円で、日本チェーンドラッグストア協会の調べによる市場規模7兆6,859億円(401社の売上高合計)の59.2%を占めた。2021年10月に4位のマツモトキヨシHD(以下、マツキヨ)と7位ココカラファイン(以下、ココカラ)が経営統合すると、6社で6割近いシェアを占めることになり、寡占化に拍車がかかる。

 イオングループのウエルシアHD(以下、ウエルシア)が8,683億円を売り上げ、2年ぶりにツルハから売上高首位を奪還した。マツキヨとココカラが統合すると売上高は9,945億円になり、ウエルシア、ツルハを抜いて一気にトップに躍り出るだろう。
 3位のコスモス薬品は、サンドラッグを抜いて4位から浮上した。サンドラッグの売上高は前期比5.1%増だったが、4位に後退した。

 ドラッグストア業界はコロナ禍を追い風にして、業績拡大を加速させている。都心店ではインバウンド消費が消失したが、インバウンドの売上減を衛生用品や食品が埋め、新型コロナウイルス感染拡大が始まった2月から大幅に売上を伸ばしている。コスモス薬品の既存店売上高を見ると、4月は前年同月比17.5%増、5月は同15.2%増、6月は同10.5%増と3カ月連続で2ケタ増だった。

 コロナ禍が長期化すればするほど、ドラッグストア業界にとって有利な環境になっている。

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