「ドコモ口座」の不正引き出し～提携銀行が新規口座の開設停止

ドコモからのお知らせ
一部銀行の口座情報を使用したドコモ口座の不正利用について

2020年9月8日

一部の銀行において、ドコモ口座を利用した不正利用が発生しております。

本件は、不正に取得された銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号等を悪用したものであり、当社システムに不正アクセスされ情報を取得されたものではございません。

当社は、これまで不正アクセスに対する二段階認証やアカウントロック等、様々なセキュリティ対策を講じておりますが、お客さまにより安心・安全にご利用頂けるよう、更なる対策強化に努めてまいります。

また、被害に関する調査、対策については、銀行と連携して対応してまいります。

ドコモは今後もお客さまへの一層のサービス向上に取組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

「ドコモ口座」を悪用した預金の不正な引き出しが相次いでいる問題で、当初はおよび腰だったNTTドコモが10日になって被害額全額を補償する方向で銀行と協議することがわかった。
◆「ドコモ口座」の不正に預金を引き出された問題では、昨年5月にも、りそな銀行で同様の引き出しが起きていたことが判明している。そのときは本人確認の厳格化などの対応が不十分だったため、被害の拡大につながったものと見られる。
◆今回確認された被害は10銀行で37件、計約1,200万円に上り、なかには、60万円を引き出された人もいるという。そのため、ドコモは【表1】の通り、提携する35の銀行すべてで新規の口座開設を停止。被害者に全額補償する方向で銀行と協議することになった。

＜まとめ＞
NTTドコモが手がける「ドコモ口座」は、銀行口座を登録して入金すれば、「d払い」で買い物や送金ができるサービス。いずれ、しっかりしたシステムが普及すれば多くの人に利用されることになりそうだ。

【（株）データ・マックス顧問　浜崎裕治】