2024年04月25日( 木 )

九経連などが「台湾スマイルフェア」を実施

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会場の様子

 24日、渡辺通り電気ビルにて「~がんばろう!! 台湾留学生応援企画~台湾スマイルフェア」が開催された。
 本イベントは、コロナ禍で生活費などに苦しむ台湾人留学生を支援するため、九州経済連合会が九州台湾商工会に呼びかけ、両者が台湾在日福岡留学生会に呼びかけて実現した。今回の売上の一部は台湾在日福岡学生会へ寄付される。

 会場では食品などの台湾の物産が販売されたほか、中華航空、エバー航空などによる台湾観光の紹介、台湾貿易センターによるビジネスマッチングイベントの紹介、二胡奏者の里地帰氏による演奏などが行われた。

台湾特産のフルーツビール、からすみなど
九州台湾商工会 頼会長

 主催団体の関係者および来場者に話を聞いた。

「初開催とあってお客さんの入りを心配していたが、九州台湾商工会および留学生の皆さんの力もあってかなり盛況だった」(九経連関係者)

「もともと出品を予定していた商品の一部が、コロナ対策の観点から福岡市の許可が得られず残念」(九州台湾商工会長)

「想像以上に多くの方にきていただけた」「次回も機会があればぜひやりたい」(台湾在日福岡学生会長)

台湾在日福岡留学生会のメンバー

「コロナ禍で実際に台湾に行くことができないが、このようなかたちで商品を買えたり、交流したりすることができて嬉しい」(来場者)

 会場では、主催の団体、企業関係者のほか、多くの留学生がスタッフとして活躍しており、今後の東アジア、日台関係の未来を担う期待の青年たちを支援する良い機会となった。関係者のなかには東京などのように台湾人が多く居住していない福岡での集客を懸念する声もあったようだが、引き続きの開催を期待したい。

【茅野 雅弘】

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