2024年04月20日( 土 )

いつまで続くコロナ特需 ホームセンター大手中間決算、軒並み過去最高

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 長く鳴かず飛ばずの状態の続いたホームセンターがコロナ特需に湧いている。上場大手6社の8、9月中間決算は軒並み大幅な増収増益を計上。今期決算では過去最高を更新する企業が続出する見込みだ。ただ、巣ごもり消費がいつまでも続くわけでなく、コロナ終息後には市場縮小・過当競争という構造問題が待ち構える。

 売上高は9.6%増のナフコを除き5社が前年同期比で二ケタの伸張率を記録した。

 経常利益は各社とも急増した。増収効果に加え、緊急事態宣言でチラシを自粛し販促費が減った。高採算の資材、DIY商品とガーデニング用品の販売が好調で粗利益率を押し上げた。コメリの粗利益率は33.52%と前年同期から一気に1.43ポイント改善された。

 業績低迷が続きDCMホールディングスの支援で経営再建中の関東地盤のケーヨーは10.9%の増収で、経常利益は5倍と息を吹き返した。

 通期では各社とも過去最高を更新する。ナフコの売上高は2,380億円(前期比9.3%増)、経常203億円(2.26倍)と14年3月期に記録した売上高2,327億円、経常123億円の過去最高を7年ぶりに塗り替える。

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