シェアプラスαの利便性、セットアップオフィス(後)
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今後の市場性
小田氏は、「IT業界では、優れたエンジニアを採用し定着率を高めることが重要なため、福利厚生の一環としてオフィス環境に投資をする傾向は、今後も変わらないとみる。一方、先行きが不透明であるため、短期間で規模拡大、縮小やエリアの変更など、柔軟に動けるオフィスが求められてくるだろう。当社が提供するセットアップオフィスは、そのニーズにお応えできていると感じる。
また、イノベーションを生み出すことが成長に欠かせないスタートアップ企業などは、テレワークではコミュニケーションが活性化せず、アイデアを生むオフラインの場として、オフィスの必要性が再認識されている」と語る。
なお、セットアップオフィスは内装にかかる投資額が大きいため、現時点では、市場規模が大きい東京都心のみに展開する予定だという。
アートで部屋を選ぶ、セットアップオフィス
A YOTSUYA
サンフロンティア不動産が運営する「A YOTSUYA((エー・ヨツヤ)」(新宿区四谷本塩町)は、「ブルックリン」「アート」「コーヒー」というスタートアップ好みの世界観を再現した。有名テーマパークを手がけたデザイナーが内装に携わり、エイジング加工を施したこだわりのシェアラウンジを備えた全22室の1棟シェアオフィス。各専有部分にはミューラルアート(壁画)が描かれ、中心にはラウンジがあり、フロアはアートギャラリーのようになっている。
築40年の元外資系メーカー本社ビルをリノベーションした建物は、地上4階、地下1階で計22室(1部屋6~12名、うち2室は曜日オフィス「WEEK」)、延床面積1,130m2でラウンジやルーフトップなどの共用部はシェア。ミューラルアートというエッジの効いたコンテンツのため、趣味の合うテナントが集う場となることで、コミュニティが活発化し、企業の成長が加速するオフィスを目指す。
コロナ禍で執務空間としてのオフィスの価値が見直されるなか、オフィスに集うからこそ生まれる特別な体験を提供している。
(了)
【石井 ゆかり】
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