【福岡県知事選2021（4）】服部誠太郎副知事はどうか！

　服部誠太郎・福岡県副知事には昨年の9月以降で3回、お目にかかり、立ち話をしたことがあるが、印象が俄然変わっていた。以前は、まさしく副知事として知事の代理をそつなくこなし、能吏の役に徹していた。ところが、小川洋知事が体調を崩したこともあり「筆頭の副知事として、俺が頑張らないと」という意気込みを発していた。強力なオーラも感じた。

　一部には「服部副知事を！」という水面下での動きがあるようだ。服部副知事には優秀な行政マンとしての長年の実績もある。もし後継知事になれば、小川県政との連続性もあり、無難な実績を残すことは間違いないであろう。一方「県職員出身者が福岡県という大雄ともいえる県の知事になるのでは、重みが感じられない」という批判の声もある。もっとも、特許庁長官の椅子にも座った小川知事には重厚感が皆無であった。