福岡市総合図書館が電子図書館を開館~コロナで全国的に増加中
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福岡市総合図書館は3日、電子図書館を開館した。電子図書館はインターネットを通じて電子書籍を借り、パソコンやスマートフォンなどで閲覧するサービスで、昨年からの新型コロナウイルスで以前より注目を集めている。
2021年1月1日時点で全国143の自治体が電子図書館を導入しているが、昨年1年間で53の自治体が新たに導入している((一社)電子出版制作・流通協議会調べ)。福岡県では、田川市図書館が16年、宗像市図書館が19年にそれぞれ開館しているほか、行橋市、春日市、県立、宇美町の各図書館が昨年開館した。
福岡市総合図書館の電子図書館を利用できるのは、福岡市に居住または通勤・通学し、利用者カードを有している人。一般図書とは別に設置された電子図書館サイトで貸出、予約を行う。貸出、予約ともに1人3冊まで。貸出期間は一般図書の貸出と同じ2週間。返却の必要はなく、貸出期間が過ぎれば自動的に閲覧できなくなる。
オンラインで利用するため、端末は問わない。機能は一般的な電子書籍リーダーのシステムとほぼ同様。文字の大きさの調整、文字検索、ページの自動スクロールなどができるほか、コンテンツによっては音声読み上げにも対応している。
【茅野 雅弘】
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