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インドネシアで金融会社のオーナーになった友人が次のように解説する。
「銀行といっても日本でいえば信用組合のようなもの。資金量300億円程度」。続けて預金金利が8%と説明するので、「年利ですよね」と確認すると、「いや月利だ」という。そうすると年利96%(単利)にもなる。
ある福岡在住の経営者が「フィリピン在住の日本人が運営する投資ファンドに資金を渡しているが、月利3%の配当が振り込まれてくる」と話していたことを思い出した。
貸出金利は月利24%であるから年利換算で288%(単利)になる。我々日本人ならば「こんな金利で借りても商売は成り立たないはず」と考えるだろう。しかし、前述の金融会社のオーナーは「十分に商売ができている」と説明する。
この金利の状況からすれば、インドネシアの成長率は額面上、二桁台となる。2031年には人口が3億人を突破し、日本の2.6倍となる(国立社会保障・人口問題研究所は30年の人口を約1億1600万人と推計)。そうなればGDP総額で日本を追い抜く可能性もある。
(つづく)
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