拡大・成長・継続を目論むコロナ禍における福岡飲食の現状(後)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年06月11日 06:00

拡大・成長・継続を目論むコロナ禍における福岡飲食の現状(後)

「333円」破格値でデリバリー参入

 元祖トマトラーメンを主力メニューとした飲食店「三味(333)」を経営する(株)三味(福岡市博多区)は、2015年10月の設立から5年間で6店舗を開業。売上高は5年で約10倍に急成長させ、アジア太平洋地域13カ国、100万以上の企業を調査対象とした「High-Growth Companies Asia-Pacific 2021」(アジア太平洋地域の急成長企業ランキング 2021)(※1)において、レストラン業で首位を獲得(全業種では、アジア太平洋地域78位、国内14位)、注目を集めた。

※1: 英Financial Times社と独Statista社と日本経済新聞社が共同で実施。アジア太平洋地域(オーストラリア・香港・インド・インドネシア・日本・マレーシア・ニュージーランド・フィリピン・シンガポール・韓国・台湾・タイ・ベトナム)の企業を対象として、2016~19年における売上高の伸び率上位500社をランク付けしたもの。

 オリジナルキャラクター・とまプリ、超辛麺侍を使ったイメージ戦略や、学割トマトラーメン(17年5月開始)で中高生をターゲットにした割引サービスを取り入れ、若者やファミリー層を中心に多くのリピーターを獲得。19年の年間来客数は100万人(6店舗合計)を超えた。

 今年1月末からは天神大名本店、天神大名中心店、十日えびす店の3店舗でデリバリーサービスを導入した。配送料無料サービスに加え、2月からはデリバリー価格980円(実店舗価格680円)の元祖トマトラーメンを333円に値下げするサービスを追加。一般的に、デリバリーは包装費などがかかるため、通常価格よりも高くなるが、むしろ価格を下げる思い切った戦略により、3店舗のデリバリー配達件数は3月だけで8,809件、売上は650万円を計上した。

 7月には24時間営業の博多駅東店を開業予定。三味・宮下将司社長は、「コロナ禍でも、デリバリー事業で稼働率を上げ、新規顧客獲得につなげることができました。これは、アルバイト従業員のシフトカットを防ぐことにもつながりました。今後はフードデリバリー市場におけるシェア拡大を図っていきます。元祖トマトラーメンが親子三世代に愛されるソウルフードになっていけば」と意気込む。

トマトラーメンと辛めん 三味 333 天神大名店
トマトラーメンと辛めん 三味 333 天神大名店

(了)

【I・Bまちづくり編集班】

月刊誌 I・Bまちづくり 記者募集

月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
福岡のまちに関すること、再開発に関すること、建設・不動産業界に関することなどをテーマにオリジナル記事を執筆いただける方を募集しております。

記事の内容は、インタビュー、エリア紹介、業界の課題、統計情報の分析などです。詳しくは掲載実績をご参照ください。

企画から取材、写真撮影、執筆までできる方を募集しております。また、こちらから内容をオーダーすることもございます。報酬は1記事1万円程度から。現在、業界に身を置いている方や趣味で再開発に興味がある方なども大歓迎です。

ご応募いただける場合は、こちらまで。その際、あらかじめ執筆した記事を添付いただけるとスムーズです。不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください。(返信にお時間いただく可能性がございます)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

     

トップニュース

pagetop