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2021年07月08日 09:10

南日本銀行~第三者割当増資85億円を発表

 南日本銀行は5日、第三者割当増資でB種優先株85億円を調達すると発表した。【表1】を見ていただきたい。

~この表から見えるもの~
◆割当先のトップは鹿児島銀行。払込株数は10万株で払込金額は10億円。
・次が(一財)岩崎育英文化財団。払込株数5万株で5億円。同じく南国殖産も払込株数5万株で5億円。
・以下、隣県の宮崎太陽銀行。払込株数は4万株で4億円。同じ第二地銀同士。宮崎太陽銀行を除き、県内を中心に32社・団体を予定している。払込期日は9月30日。
◆調達資金は「新型コロナウイルス禍で疲弊している企業への貸出金に充てるほか、リスクがとれる資本としての役割を見込む」(総合企画部)。公的資金の返済には充当しないという。
◆南日本銀行は2009年に150億円の公的資金を受け、24年3月に返済期限を迎える。同行は1年前倒しして23年3月末までに返済する計画を公表している。「早期返済を見据え、自己資本比率の維持向上を図りつつ地域の資金需要に対応する」としている。
◆優先株の配当利回りは1.75%。ただし、優先株に議決権はない。優先株は10年後に普通株に転換する必要があるが、同行は7年後以降に全株買い戻す計画。
・今回の増資で、自己資本比率は今年3月末の8.52%から10%超に高まる見通しという。

<まとめ>
 今回、同じ地銀の鹿児島銀行が10億円の増資を引き受ける予定となっている。鹿児島銀行は肥後銀行と経営統合して九州FGの傘下行となっており、第二地銀の南日本銀行と経営統合する目的ではなく、あくまでも、鹿児島県の地域経済および地域金融機関の経営安定のために、引き受けたということではないだろうか。

表1
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【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

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