2024年03月29日( 金 )

新たな東京シンボルへ、TOKYO TORCHプロジェクト本格始動!

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6月30日に竣工した常盤橋タワー(A棟)
6月30日に竣工した常盤橋タワー(A棟)

 多くの路線が集中する「東京の窓口」である東京駅とその周辺は、丸の内・大手町・日本橋などのビジネス街が集中するエリアである。このエリアで新たなシンボルになると期待されているプロジェクト「TOKYO TORCH」が本日21日、産声を挙げた。

 東京駅周辺エリアでは、複数の大規模な再開発プロジェクトが進行している。なかでも、三菱地所(株)が東京駅日本橋口前で進めている東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」は注目を浴びているプロジェクトの1つだ。プロジェクト第1弾となる「常盤橋タワー」が6月30日に竣工し、商業施設「TOKYO TORCH Terrace」と大規模広場「TOKYO TORCH Terrace」が21日より順次オープンしている。

図1:TOKYO TORCH 開発ステップ図(提供:三菱地所(株))
図1:TOKYO TORCH 開発ステップ図(提供:三菱地所(株))

 今回の常盤橋タワー(A棟)のオープンは同プロジェクトのSTEP2となり(図1参照)、隣接している日本ビル、朝日生命大手町ビルなどの解体工事を含むSTEP3、「Torch Tower(B棟)」の新築工事を含むSTEP4を経て、全体竣工を予定している。

 常盤タワーは地下5階/地上38階で高さ約212m、延床面積は約146,400m2(約44,300坪)となっており、(株)三菱地所設計が設計・監理、戸田建設(株)が施工した。また、Torch Towerの全体竣工は2027年度中を予定しており、地下4階/地上63階で高さ約390m、延床面積を約544,000m2となっている。

 今後、同エリアの再開発において台風の目となることが期待されている同プロジェクトはその第一歩からすでに「大規模」といえるが、まだまだ終わらない。本日の産声から“成人”となるまで、同プロジェクトに注目が集まっている。

【麓 由哉】

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