2021年12月01日( 水 )
by データ・マックス

【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(57)~地下鉄ネットワークの整備構想(2)

C&C21研究会 理事 下川 弘 氏

 改めて、東京・首都圏以外の国内主要都市の地下鉄ネットワーク図を見てみよう。ここでは大阪、名古屋、札幌、そして福岡を挙げているが、その規模の違いは明らかである。

 大阪では8路線が、東西および南北方向にバランス良くネットワークを形成している。それぞれの路線の結節点が各所にあるため、各路線への乗り換えも容易になっていることがわかるだろう。

 名古屋は、環状線である名城線を中心に、6路線が東西および南北方向に配置。こちらも各所で乗り換えが可能となっている。

 札幌では、「さっぽろ」「大通」駅を核に、3路線が放射線状に広がっている。

 そして福岡だが、札幌と同じく3路線があるものの、東西方向の配置しかない。しかも、市内の南区にはどの路線も通っておらず、ネットワークとしては中途半端だと言えるだろう。

主要都市の地下鉄ネットワーク
主要都市の地下鉄ネットワーク

(つづく)


<プロフィール>
下川 弘(しもかわ・ひろし)

C&C21研究会 理事 下川 弘 氏1961年生まれ、福岡県出身。熊本大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程を修了後、87年4月に(株)間組(現・(株)安藤・間)に入社。建築設計第一部や技術本部、総合企画本部企画部などを経て、99年1月には九州支店営業部に配属。その後、建築営業本部やベトナム現地法人、本社土木事業本部営業部長などを経て、2020年9月から九州支店建築営業部営業部長を務める。社外では99年9月からC&C21研究会事務局長(21年8月から理事)を務めるほか、体験活動協会FEA理事、(一社)日本プロジェクト産業協議会の国土・未来プロジェクト研究会幹事、(一社)防災教育指導協会顧問など数々の要職に就いている。

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