西公園の再整備計画が始動、公園内外との回遊性強化へ
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2021年09月07日 06:00

西公園の再整備計画が始動、公園内外との回遊性強化へ

位置図(福岡県建築都市部資料より)
位置図(福岡県建築都市部資料より)

福岡県の再整備案とは

 総面積約17ha、福岡市中央区の「西公園」で再整備が検討されている。

 再整備の理念(案)は、『都心に近い憩いの拠点として、「眺望」と「みどり」・「歴史」の魅力を最大限活かしたにぎわいのある公園』。2020年度から再整備に関する基本計画の策定にとりかかり、今年6月までにサウンディング調査が行われた。調査の目的は、「公園内外との回遊性強化」だ。

 県による再整備案は次の通り。

(1)にぎわいの核をつくる(官民連携)

・官民連携によって、「にぎわいの核」となる公園再整備を図る。
・地形や自然を活かした遊び環境の充実を図る。
・飲食施設の導入により休憩機能の充実を図る。

(2)魅力を磨く(県整備)

・展望施設の整備や植栽整理によって、眺望環境の充実を図り「眺望」の魅力を磨く。
・サクラやもみじ谷、つつじ谷の樹勢回復・更新、捕植などによって、生育環境の改善を図り「みどり」の魅力を磨く。
・歴史散策ルートや歴史資源への誘導・案内・解説の強化を図り、「歴史」の魅力を磨く。

(3)つながりを強化する(県整備)

・回遊性のあるウォーキング・トレイルランコースの改修や植栽整理による見通し確保などによって歩行者主動線の強化を図る。
・中央展望広場の駐車場の拡張によって、車両でのアクセス性の向上を図る。
・誘導・案内サインの統一や整備によって、公園利用者(歩行者・車両)の回遊性の向上を図る。
・公園出入口にメインサインを整備し、公園内への誘導の強化を図る。

★ターゲット

●にぎわいのある西公園にするためには、新たな利用者(ターゲット)が必要。
●公園利用者などへのアンケート調査結果や、周辺施設の状況を踏まえ、利用の少ない子どもや20~40代の子育て世代を新たな利用者層(ターゲット)と考えている。
●現在の利用者層の満足度向上や、さらなる利用促進を図ることで「全世代が利用できる公園」を目指す。

   福岡県営の西公園は、福岡市のほぼ中央に位置し、博多湾に面した丘陵地で博多湾や福岡都心部などを眺望できる風致公園だ。太政官布告により、1881(明治14)年に公園地(荒津山公園)となり、マツ、シイ、カシなどの自然林にサクラ、ツツジなどを植栽。1900(明治33)年に県が管理する県営西公園となった。

 再整備に関する資料によれば、西公園の利用者数は年間約58万人(平日平均1,462人、休日平均1,850人)。再整備によってこれら既存の利用者の満足度を向上させるとともに、子どもや若年層をはじめとした新たな利用者層を獲得することで、全体として賑わいを創出していきたい考えだ。短期的には3年程度で賑わいを創出する施設の整備を図り、中長期でも計画的に公園内の整備を進め、維持管理を図っていくという。

(つづく)

【永上 隼人】

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