2022年01月24日( 月 )
by データ・マックス

突然の社長交代 五洋食品産業に何が起きているのか(1)

 冷凍ケーキの製造・販売を手がける五洋食品産業(株)(福岡県糸島市、東証PRO、崎原正吾代表)の動きが不可解だ。8月27日、同社の顔ともいえる舛田圭良社長の退任と、崎原新社長の就任が発表された。8月3日に公表されていた取締役選任予定者に対して、株主から修正動議の提出があり、舛田氏の選任が否決されたのだ。同社に何が起きているのか、その背景を探る。

 まず、当初の予定の取締役選任予定者を見てみよう。任期満了で退任する役員に代わり、2名を新役員とする案だった。

<当初の選任予定者>当初の選任予定者

 これに対して株主提案で出されたのが下の表だ。

<修正動議の選任予定者>修正動議の選任予定者

 株主提案は舛田氏を外し、代わりに弁護士の星野氏の役員就任を求めるものだ。この修正動議の提案を受けて、原案、修正案ともに各候補者の賛否を問うかたちが採られた。その結果を受けて発表された新役員(監査役は除いている)が下記だ。

<新役員として発表された取締役>
新役員として発表された取締役

 舛田社長、藤永室長の選任が否決された。社外取締役・前田氏は承認可決されたが、就任を辞退している。
 舛田氏は二代目経営者として窮地に陥った同社を立て直し、藤永氏は海外事業を育て上げてきた人物である。しかも2021年5月期決算では過去最高の利益を出したばかりだ。なぜ経営トップが変わらなければならなかったのか。

(つづく)

【緒方 克美】

関連キーワード

関連記事