2021年12月09日( 木 )
by データ・マックス

石村萬盛堂に救世主が現れる?

石村萬盛堂 事業譲渡 (株)石村萬盛堂が、10月1日に(株)ふくや(福岡市博多区)の持株会社かわとし(同)らが出資する企業に事業譲渡する。石村萬盛堂が取引先に提出した文書によると、受け皿企業の商号は新(株)石村萬盛堂となる見通し。

 石村萬盛堂は、和・洋菓子を提供する総合菓子メーカーとして、かつて300種類に及ぶアイテム数、直営FC合わせて140以上の店舗を展開。2007年6月期には75億781万円の売上高を計上していた。しかし、消費の多様化や競合の激化で業績が低迷し、近年は店舗閉鎖や本社不動産売却などのリストラを進めてきた。こうしたなかでコロナ禍に突入。商品開発や物流・販売網の強化などの早急なテコ入れを必要としていた。

 ふくやはこれまで(株)福岡サンパレス(博多区)や(株)紅乙女酒造(久留米市)、(株)鳴海屋(博多区)など経営不振に陥った企業を子会社化し再建してきた。今年3月からはかわとしが大野城市に所有する工場不動産を石村萬盛堂に賃貸している。

 石村萬盛堂の石村善之亮社長は「契約の問題があり10月1日まで口外できない」とし、ふくや担当者は「詳細を承知していない」としている。具体的なスキームや出資者は今後明らかになると見られるが、ふくやのこれまでの手法を見ると今後も経営の実務執行は石村家が担うとみられる。    

【鹿島 譲二】

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