2024年05月15日( 水 )

台湾・桃園市投資セミナーを開催~コロナ後のアジア太平洋地域市場をにらんで

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台湾 イメージ 台湾・桃園市と日台企業のビジネスサポートを行う台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は28日、桃園市の投資環境を紹介する「アジア・太平洋地域市場への礎:台湾・桃園市投資セミナー」をオンライン形式で開催した。

 国際空港を擁する桃園市は台湾の空の玄関口であり、台北市、新北市という台湾最大の市場に隣接するとともに、2014年に直轄市に昇格するなど発展が著しい都市。

 同セミナーでは「アジアで最適な進出拠点~台湾桃園」をテーマに、桃園市長の鄭文燦氏、TAITRA会長の黄志芳氏、日本台湾交流協会首席副代表の星野光明氏による座談会が開催されるとともに、桃園市政府経済発展局局長の郭裕信氏が桃園市の投資環境の優位性について語った。桃園市が空の玄関口であり、地理的な優位性も兼ね備え、台湾内外の市場をにらんだ事業展開を行ううえでの利便性などを強調した。

 桃園市に進出している日本企業5社(台鈴工業、台湾瀧澤、台湾横浜八景島(Xpark)、台湾華可貴建材、東急不動産)の各社長が、桃園市での投資の心得や事業経験を語ったほか、台湾は日本語学習者が多く、また食事も日本人の口に合いやすいなど、現地で実感しているメリットについても言及した。

 TAITRA福岡事務所によると、桃園市への投資に対する関心の高まりを反映して、物流、情報通信、金融業などを中心に多くの日本のビジネスパーソンが視聴したという。コロナ後に海外進出を検討している日本企業にとって、アジア・太平洋地域の市場にアクセスしやすい桃園市は有力な候補地の1つとして注目されている。セミナーはYouTubeで視聴できる。

YouTube「台湾・桃園市投資セミナー:アジア・太平洋地域市場への礎

【茅野 雅弘】

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