2021年12月07日( 火 )
by データ・マックス

第3四半期のM&A、11件増の210件で3年ぶり増加~ストライク

 M&A仲介の(株)ストライク(東証一部)は、7~9月のM&A動向(適時開示ベース、グループ内再編除く)を集計し、公表した。

 7~9月のM&A件数は前年同期を11件上回る210件で、3四半期連続の増加となった。7~9月としては3年ぶりの増加で取引金額は1兆8,215億円だった。100億円以上の大型案件は前年同期(12件)を大きく上回る22件となり、金額面でも高水準となった。企業の「選択と集中」の動きは根強く、M&A市場の活況を後押しした。

2021年7~9月M&A:金額上位
2021年7~9月M&A:金額上位

 月別に件数をみると、5月から8月まで4カ月連続で前年を下回ったが、9月は一転してひと月で20件以上を積み増し、1~9月累計は657件と前年同期を37件上回った。現行のペースでいけば、2021年の年間件数は2008年のリーマン・ショック以降、最多となる見通しだ。
 7~9月の金額上位は表の通り。首位は三菱UFJフィナンシャル・グループが傘下の米地銀MUFGユニオンバンクの全株式を米地銀最大手のUSバンコープに約8,800億円で売却すると発表した案件。
 第2位も金融関連で、インターネット金融大手SBIホールディングスが新生銀行にTOB(株式公開買い付け)を行い、子会社化する案件。買付代金は最大1,164億円。ただ、一方的なTOBに反発する新生銀行は買収防衛策で対抗する構えだ。

2021年7~9月M&A:時系列
2021年7~9月M&A:時系列

 いずれも9月の発表分で、1,000億円を超える大型案件は、昨年8月から今年6月まで11カ月連続で毎月1~3件あったが、7月と8月はゼロだった。一方、100億円超でみた場合、7~9月の案件数は22件。1~9月累計だと55件を数え、すでに昨年の51件を上回っている。

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