13日に閉幕した国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、石炭火力発電の段階的削減が成果文書の「グラスゴー気候合意」に盛り込まれた。当初案では石炭火力発電の「段階的廃止」という表現が含まれていたが、土壇場で「段階的な削減」という文言に修正された。
議長国であるイギリスのジョンソン首相は、「後に世界が今回のCOP26を振り返ったとき、“気候変動の終焉”はここから始まった」と思うようになってほしいとし、「目標達成のための努力を続けていく」と述べた。さらに「今回の合意は大きな一歩」と評価した。
イギリス政府は4月に「2035年までに温室効果ガス排出量を1990年比で78%削減する」という目標を発表しており、先月、ジョンソン首相は「35年までに国内の電力をすべてクリーンエネルギーで賄う」と宣言している。
【新貝 竜也】
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