2022年01月25日( 火 )
by データ・マックス

全社員がエンジンとなってつくる「本物の健康住宅」と「良い会社」

健康住宅(株) 代表取締役 畑中 直 氏

美しい現場が営業ツールに

健康住宅(株) 代表取締役 畑中 直 氏
健康住宅(株)
代表取締役 畑中 直 氏

 健康住宅(株)が手がける住宅の特長は、性能の高さだ。高気密高断熱の住宅は、家中の温度が一定に保たれ、ヒートショックも起きにくく年間を通じて快適に過ごすことができる。建物の断熱性能には窓が大きく影響するが、健康住宅では、すべての窓で断熱性最高水準のトリプルガラス樹脂サッシが標準仕様となっている。

 また、全棟で気密測定を行う会社は、福岡にはまだまだ少ないが、1,700棟の引き渡し実績を誇る同社では、「高性能住宅」を謳い始めた1棟目から気密測定を欠かさず行ってきた。どんなに高断熱な住宅でも気密性が低ければ、意味を成さないからだ。年間に引き渡す90棟余りのうち、4割以上がOB顧客からの紹介だという事実こそ、高性能住宅の品質の高さを物語っている。また、紹介につながっている要素の1つが、美しい現場管理だ。同社の畑中直社長は、「現場がきれいなことは、メリットしかありません。ゴミが減る、ミスが減る、コストも減る、なにより気持ちいい。建築現場を見に来られたお客さまも大変喜んでいただいているようです」と話す。

 2017年8月からは、「新幹線プロジェクト」を進めてきた。全車両にエンジンを搭載する新幹線の仕組みにならって、社員1人ひとりがエンジンをもち、全員で成長していける会社を目指す――というものだ。新幹線プロジェクトでは、「24年7月末までに、年間棟数を2倍、社員数を1.5倍、利益を3倍にする」(17年7月期比)を数値目標に掲げた。ウッドショックはじめ原材料費の高騰が続くなかでも、目標に向け堅調に歩を進めている。その取り組みの1つが、内部発泡工法への参入だ。外断熱工法に絞って住宅をつくってきた同社だが、「施工さえしっかりしていれば、断熱材を吹付発泡にすることで、原価が安くて高性能な家を提供することができます」(畑中社長)という。

健康住宅(株)の現場

 

SDGsも積極的に推進

健康住宅(株) 「私達の家づくりの心得」 18年7月には世間に先駆けて「SDGs宣言」を行い、21年にはSDGs推進室を新設した。SDGs17の目標のうち、とくに健康や省エネ、伝統技術の継承、そして住み続けられるまちづくりなどは、同社の事業内容と驚くほど合致している。さらに、ジェンダー平等についても、全社員の半数が女性の同社では創業時から男女で待遇差は設けておらず、産休や育休制度も充実。復帰しやすい体制を用意することで、「産休後の退職もほとんどない」(畑中社長)という。また、技術の承継に貢献し、将来的にも高い施工品質を継続させるため、10年以上前から社員大工制度を採用。現在では社員大工は13名、うち8名が棟梁に育っている。

 同社が掲げる「GOOD COMPANY with GOOD PEOPLE」というビジョンは、「出社するのが楽しく、社内の雰囲気が良くて、仕事には厳しい。きちんと利益を出しつつ、社員さんが世間から『良い会社に勤めていますね』と認められる。新幹線プロジェクトが終了したとき、少しでもこのビジョンに近づいていたいですね」と畑中社長は話してくれた。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:畑中 直
所在地:福岡市城南区別府5-25-21
設 立:1998年8月
資本金:2,000万円
TEL:092-846-3000
URL:https://www.kenkoh-jutaku.co.jp


<プロフィール>
畑中 直
(はたなか すなお)
1959年4月26日生まれ。福岡市出身。上智大学を卒業後、98年に健康住宅(株)の代表取締役に就任。福岡でいち早く高性能住宅「外断熱工法」を採用。明朗な性格で、従業員のみならず、施主や取引業者など人望は厚い。

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