2024年04月26日( 金 )

【ルポ】制限解除後の福岡・大名、賑わいポイントは「コト消費」

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混雑は大名1丁目の小道

 11月の週末3日間、「若者のまち」福岡市・大名エリアのすべての通りを、朝・昼・夜と見て回った。

天神西通り
天神西通り

 大正通り、天神西通り、国体道路では、幅広い年齢層の多くの人が行き交っていたものの、通りから店内をのぞくと、店のなかには意外にも客は少なく、混雑している店舗は多くはなかった。携帯ショップも待ち時間ゼロ。通りを歩いている人はすごく多いものの、ほとんどがどこかに向かっているだけであり、単なる「通行」だと感じた。

 昭和通りは企業のオフィスが多いためか、土・日は人通りが少なく、飲食店もほとんど閉まっていた。道路幅が比較的広いエリア北側の大名2丁目は、オフィス街の側面も強く、週末の人通りはまばらだった。それに対して、エリア南側の大名1丁目は細い道が多く、飲食店などが軒を連ねている。通りによっては人が道を塞ぎ、半ば歩行者天国のようになっていた。

福岡 大名1丁目

 店舗に活気があったのは、裏通りからさらに1本入った小さな通りだ。ほとんどが路面店で、多くの人で賑わっていた。なかでも飲食店の賑わいが目に止まった。うち1店は韓国のテイクアウトのファストフード店で、もう1店は台湾のスイーツ店だった。

福岡 大名 路面店

 大名を1日歩き回ってみて気づいたことは、通りによって歩いている年齢層が若干違うということだ。こんなに狭いエリアで、年齢層が分かれているのは面白く感じた。

【外部ライター・奥野 晃一】

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