2022年07月08日( 金 )
by データ・マックス

 今回は、福岡市中央区大名を特集した。ソラリアプラザや福岡三越の開業によって、九州最大の繁華街・天神の中心が天神交差点から南下していくのにともない、「大名」にも人が流れ込むようになった。リーマン・ショック前、ミニバブルの時期には不動産ファンドによるビル開発が相次ぎ、小さな商業店舗などが真新しいビルに建替えられていった。しかし、建替えられていったビルは賃料も高く、「若者のまち」は次第に姿を変えていった。

 ミニバブルから10年以上を経て、次は「天神ビッグバン」だ。天神ビジネスセンターが9月に竣工し、2022年末には「ザ・リッツ・カールトン」が入居予定の「旧大名小学校跡地活用事業」―大名小跡地の再開発ビルが竣工を予定している。

 最高級ホテル開業に期待する声は多く、大名エリアでもビル建替え計画が複数進行。大名で所有する土地面積は「大名3位の地主」だという東邦ハウジング㈱による、エリア内での物件取得スピードも増してきた印象だ。同社は今後、ファンド組成を計画しており、地元資本以外からも資金を集め、大名を活性化させていきたい考えとのこと。このポイントは、資本は外部から集めるものの、運営は地元資本で行うということだろう。「大名らしさ」の良い部分を残しながらの運営ないし開発への期待がかかる。大名のような入り組んだ「裏」のまちは全国にあり、そこでも大名の実績を生かしたい考えのようだ。

 ザ・リッツ・カールトンだけでなく、グローバル人材を集めるためのハイグレードオフィス、レジデンスなどが、大名エリアにどのような影響をもたらすのか―。約1年後の竣工を控え、期待と注目が集まっている。

株式会社データ・マックス
永上 隼人

最高級ホテル開業へ 福岡・大名の未来図|まちづくりvol.42

観光プランに新たな選択肢を、糸島半島西浦プロジェクト始動
観光プランに新たな選択肢を、糸島半島西浦プロジェクト始動
ホテルから物流倉庫まで、多彩な不動産開発に携わってきた霞ヶ関キャピタル(株)と、事業用不動産を専門に、開発や仲介・管理などを幅広く手がける(株)立地ライズ
立地ライズ 建設・不動産 企業・経済 糸島
ブランド糸島、市民1人ひとりが誇りをもてる豊かなまちへ
ブランド糸島、市民1人ひとりが誇りをもてる豊かなまちへ
『糸島市では、2021年度から30年度までの10年間を計画期間とする、「第2次糸島市長期総合計画」(以下、総合計画)を策定しました
糸島市長 月形祐二 糸島 伊都便り
こうすれば成功する!デジタルマーケティング(2)~顧客体験を追求し、商機を失うな!「カスタマージャーニー」
こうすれば成功する!デジタルマーケティング(2)~顧客体験を追求し、商機を失うな!「カスタマージャーニー」
これまで述べてきた通り、デジタルマーケティングとは、徹底的に顧客視点に立ち、購入に至らしめる仕組みをつくることに他なりません
デジタルマーケティング活用方法 HOA
「住宅イノベーション」の拠点開設、東大と積水ハウスがデジタル技術の普及図る
「住宅イノベーション」の拠点開設、東大と積水ハウスがデジタル技術の普及図る
少子高齢化や環境問題などのさまざまな社会課題の解決に向けて、住まい・建築の新たな在り方が求められている
再開発から見る「都市と建築」(1)天神ビッグバンによる再開発の新フェーズ
再開発から見る「都市と建築」(1)天神ビッグバンによる再開発の新フェーズ
 天神ビジネスセンターが9月末に竣工した。目を引くのは建築デザインだ。ビルの端部が下に向かって少しずつ後ずさりするようなかたちをしており、見方によっては交差点に向かってビルが幕を開いているような、新たなスタートを象徴するかたちをしている
ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法(1)
ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法(1)
今回は、「ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法」についてお話しします
エンドライン
建築と色温度
建築と色温度
照明器具には「色温度」というものがある。比較的薄暗く感じるが心理的に落ち着くいわゆる“火”の色に近い電球色系から、蛍光灯に代表される真っ白い蛍光灯色系
松岡秀樹
商都・福岡には名建築が少ない?「かっこいいビル」を考察(後)
商都・福岡には名建築が少ない?「かっこいいビル」を考察(後)
1995年、福岡県庁舎があった天神中央公園の横に、アクロス福岡は竣工した
福岡市 松岡秀樹
2020年建設業法改正のポイント
2020年建設業法改正のポイント
建設業法が2020年と、2021年に立て続けに改正されました。今回は、昨年10月1日に施行された改正の一部をご紹介します
建設・不動産 企業・経済 岡本綜合法律事務所
団地マニア必見! 建替え前に見ておくべき小笹団地
団地マニア必見! 建替え前に見ておくべき小笹団地
福岡市中央区小笹。その小笹のランドマークである「小笹団地」で現在、小笹団地再生事業が動き出している
再開発 建設・不動産 企業・経済
福岡都心再生サミット 2021開催、市民がより幸福を感じるまちへ
福岡都心再生サミット 2021開催、市民がより幸福を感じるまちへ
11月12日、福岡地域戦略推進協議会および天神・博多地区でまちづくりを行う4つの協議会は、福岡市長・高島宗一郎氏らを招き、ウェルビーイングをコンセプトとするまちづくりのサミットを開催した
福岡市 再開発
商都・福岡には名建築が少ない?「かっこいいビル」を考察(前)
商都・福岡には名建築が少ない?「かっこいいビル」を考察(前)
市内を流れる一級河川がなく、工業団地用地もなかった福岡市は、早くから「都市型産業」への特化を目指した結果、第三次産業が大きく成長した
福岡市 地域・文化 松岡秀樹
九州をひとつの塊としてネットワーク化、Qから始まる「九州ワークスタイル」
九州をひとつの塊としてネットワーク化、Qから始まる「九州ワークスタイル」
今年6月にJR博多シティにオープンしたコワーキングスペース「Co-working&Co-learning Space Q」では10月7日、開業100日記念イベントとして、トークセッションを開催...
HOA
警固神社の社務所ビル建設計画、まちづくり視点で神社機能を再定義
警固神社の社務所ビル建設計画、まちづくり視点で神社機能を再定義
福岡最大の商業地である「天神」の中心に佇み、400年以上の歴史を持つ警固神社は、社務所の老朽化にともない、社務所の建替工事を行う...
リッツ・カールトン開業でどう変わる?雑多さ魅力・若者のまち「福岡・大名」(後)
リッツ・カールトン開業でどう変わる?雑多さ魅力・若者のまち「福岡・大名」(後)
一方の南側にあたる大名1丁目は、路地裏に多くのアパレル・飲食店が軒を連ね、いわゆる若者のまち・大名のイメージにドンピシャのエリアだ...
【ルポ】制限解除後の福岡・大名、賑わいポイントは「コト消費」
【ルポ】制限解除後の福岡・大名、賑わいポイントは「コト消費」
11月の週末3日間、「若者のまち」福岡市・大名エリアのすべての通りを、朝・昼・夜と見て回った...
企業・経済 一般 特集
リッツ・カールトン開業でどう変わる?雑多さ魅力・若者のまち「福岡・大名」(中)
リッツ・カールトン開業でどう変わる?雑多さ魅力・若者のまち「福岡・大名」(中)
明治通りと天神西通りが交わる天神西交差点において、明治通りがやや不自然な急カーブを描いている。実は一度、この道を直線化しようとした動きがあったという...
特集
国交省が不動産IDルールの検討開始、22年度からの順次運用開始を目指す
国交省が不動産IDルールの検討開始、22年度からの順次運用開始を目指す
国土交通省は、各不動産共通のコードである「不動産ID」のルール整備を検討するため、「不動産IDルール検討会」を9月から開催している...
ライナフ
大名らしさ生かした「まちづくり」でREIT上場を見据え、私募ファンド組成へ
大名らしさ生かした「まちづくり」でREIT上場を見据え、私募ファンド組成へ
『リッツ・カールトンが大名で開業するというインパクトは非常に大きいと見ています。リッツ・カールトンに見合うだけの一流の有名飲食店も進出してくるでしょうし、他の外資系大手ホテルも...
リッツ・カールトン開業でどう変わる?雑多さ魅力・若者のまち「福岡・大名」(前)
リッツ・カールトン開業でどう変わる?雑多さ魅力・若者のまち「福岡・大名」(前)
天神ビッグバンにおける“西のゲート”と位置付けられている「旧大名小学校跡地活用事業」が着々と進んでいる...
特集