ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法(2)
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運転者の立場で想像する
前回に引き続き、「ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法」についてお話しします。まずは、出店を検討されている方がどのような悩みをもっているのか、考えてみましょう。
一番多い悩みは「集客できるか」ではないかと思いますが、これは「視認性を高める」ことで解決します。ロードサイドは車で通過することが多いため、流れがとても速く、広告物が目につきにくくなっています。
そのため、「視認性の高さ」がカギを握ります。視認性が高ければ高いほど、広告を見てもらいやすく、認知度も上がりやすくなります。視認性の高さを確認するためには、まず道路から実際に運転している人の立場でテナントを見てみることです。お客さまの視点で物事を考えていけば、視認性が高い広告物ができ上がります。
交差点との位置関係を考える
交差点の位置にも着目してみましょう。なぜなら、交差点とロードサイドには深い関係があるからです。たとえば、交差点へ進入する直前、運転手は右左折車や対向車などに注意を払っているため、周りにどのような店舗があるのか認識しにくい傾向があります。そのため、交差点に近いテナントであれば、交差点の角から3軒先くらいに広告物でアピールしたほうが効果的です。
また、交通量が多い方向から来た車に対しては、交差点を過ぎたところではなく、交差点の手前がおすすめです。理由としては、赤信号で停まっている間に、じっくり検討してもらえる可能性があるからです。
このように、交差点・道路とテナントの位置関係を踏まえてアピールしていきましょう。さまざまなノウハウを使って、お客さまに「テナント募集中」を伝えていけば視認性も上がり、問い合わせが増えてくるはずです。
<プロフィール>
山本 啓一 (やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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