【深層検証・山口FG(5)】「10年遅れ」の経営幹部
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みんなの銀行、フル稼働へ
ふくおかFGがインターネット銀行への挑戦を始めたのは5年前。金融アプリのコンサル会社とのタイアップで「脱店舗貸出ビジネスモデル」の構築に挑み、その結果、2019年8月に子会社として(株)みんなの銀行を設立した。狙いは個人向けローンへの特化である。
■みんなの銀行
取締役会長:横田 浩二
資本金:82億5,000万円
(21年3月期)
売上高200万円
利益▲7億400万円
(20年3月期)
利益▲4,718万円この2年間は、システム開発の内製化を進めるための投資期間だったが、いよいよ本格的なサービス開始に踏み切った。
新体制に移行
人事面では副頭取だった永吉健一氏(49歳)を頭取に抜擢した。みんなの銀行のサービスは21年5月から開始されている。現在は約120人体制だが、今後、システムエンジニアを中心に200人ほど採用する見通しである。
収益の柱は個人向けローンに絞る。24年3月までに口座数120万件の達成と黒字化を目標に掲げる。
山口FG幹部の皆さん。あなた方は10年遅れだということを認識しないと、ふくおかFGに引き離されるだけになりますぞ!
【青木 義彦】
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