【コロナ禍の明暗(1)】「明」~販促費が半減
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毎期40億円の売上高を維持し、手堅い経営を行っている住宅会社の社長は、コロナ禍における「明」について次のように語る。
(1)コロナ禍によって家で過ごす時間が増えた。そうなると自宅への関心が高まり、その結果、リフォームの注文が20%増加した。
(2)インターネット経由の問い合わせが急増した。そのため営業担当者は「夜討ち朝駆け」の行動パターンから解放された。販促費においても「明」が鮮明になった。これまで同社は販促費として8,000万円の予算を組んでいた。ところが、ネットの問い合わせ増加などでチラシが不要になったことから、年平均4,000万円に半減した。
「収益面からいえば、4,000万円の削減は虎の子の利益である」と同社社長は、喜色満面な様子で語る。
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