22年地価公示は「ららぽーと効果」顕著に(後)
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住宅地
上昇率4位(県内)
「那珂1-8-25」(戸建)
公示価格は同じく15.2万円/m2で、前年の13.4万円/m2から13.4%上昇(前年は7.2%上昇)した。周辺は戸建住宅が建ち並んでいるほか、西側には閉鎖が予定されている「アサヒビール博多工場」、さらに西にはJR竹下駅があり、駅までは徒歩10分という立地。アサヒビール博多工場は移転する予定だといい、跡地活用にも注目が集まる。現・アサヒビール博多工場の用途地域は準工業で容積率200%、建ぺい率60%。南側にはららぽーと福岡もあり、価格上昇はその影響も大きそうだ。
上昇率5位(県内)
「博多駅南5-1-10」(F・STAGE博多駅南)
公示価格は31.3万円/m2で、前年の27.7万円/m2から13.0%上昇(前年は11.7%上昇)した。F・STAGE博多駅南(10階建)は広めの単身向け賃貸マンションで、山王公園から直線距離で西に500m弱に位置する。博多駅までも約500mにあり、博多エリアの拡張による価格上昇と見られる。周辺はマンションや病院、市立小学校などが集積する準工業地域。
上昇率6位(県内)
「谷1-9-21」(戸建)
公示価格は30万円/m2で、前年の26.6万円/m2から12.8%上昇(前年は6.8%上昇)した。周辺の道路幅員は狭く、低層の戸建住宅が密集している。用途地域は第1種住居地域で容積率200%、建ぺい率60%。城南線を通って徒歩6分ほど歩けば、地下鉄七隈線・六本松駅があり、価格上昇は七隈線延伸による影響が大きいと見られる。
このように、住宅地では六本松周辺、ららぽーと福岡周辺の上昇が引き続き目立つ。
【永上 隼人】
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