今年は洋画大作が公開に、GW映画商戦

 今年の大型連休は、4月29日(金)~5月8日(日)の期間で、5月2日(月)と6日(金)に休むことができれば、最大10連休となり、ゴールデンウイーク(以下、GW)の名に相応しい連休となる(無論、すべての人に当てはまるわけではない)。

 否応なくGWに対する期待感が高まるなか、久々に洋画大作の公開とGWが重なる映画館も書き入れ時となる。

 ディズニー配給の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」(全米に先駆け5月4日公開)。日本でも相応のファン獲得に成功した、マーベル・コミックを原作とするヒーロー映画シリーズ、通称MCUの最新作だ。

    映画は、元天才外科医で魔術師のドクター・ストレンジの活躍を描いた作品だが、すでに多数のヒーローの登場が予告されており、別々の映画で主役を務めたヒーローたちが一堂に会し大ヒットを記録した映画「アベンジャーズ」を彷彿とさせる、「お祭り映画」としての側面もある。

 コロナ禍前の2018年4月に公開された「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は興行収入37.4億円、翌年4月に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」は同61.3億円を記録。ちなみに、直近のMCU作品「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は、興行収入40億円を突破している。

 昨年のGWに公開された邦画の人気作品と比較しても(下表参照)、映画館への貢献度は高いといえるMCU作品。公開中の映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」と合わせて、今年のGW映画商戦は、久々に洋画が存在感を発揮するかもしれない。

昨年のGWに公開された邦画

【代 源太朗】

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