福岡県と福岡市が事業主体となって進める西鉄天神大牟田線の連続立体交差事業で、雑餉隈駅と下大利駅間の約5.2㎞が28日、高架に切り替わった。
連続立体交差事業とは、道路整備の一環として鉄道の一定区間を高架化または地下化することで鉄道と複数の道路との立体交差を実現させる事業。
高架に切り替わった区間にはこれまで19カ所の踏切があり、朝夕のラッシュ時などは1時間あたり30~40分踏切が下りている「開かずの踏切」状態となり、交通渋滞が慢性化していた。しかし、高架化により踏切が廃止されたことで、渋滞の解消、事故の減少のほか、高架下スペースの有効活用による新たな賑わいの創出なども期待される。
なお、2023年度後半には、雑餉隈駅~春日原駅間に新駅となる「桜並木駅」が開業予定となっている。
【新貝 竜也】
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