幼児マグネットセット誤飲、海外では死亡例も~国センが注意喚起
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誤飲した2歳児が救急搬送
幼児によるネオジム磁石製マグネットセットの誤飲事故が続いていることを受けて、(独)国民生活センターは14日、消費者に向けて改めて注意喚起を行った。
マグネットセットは、3mm~3cmの多数の磁石をセットにした商品。「パズル」「玩具」などとして販売されている。子ども用の玩具であると印象づけるような広告も散見される。
誤飲すると、消化管を挟んで磁石が引き合うため、当該部分が虚血に陥って壊死し、穿孔・穿通などを生じる。海外では死亡例も報告されている。
同センターは2018年4月に、1度目の注意喚起を実施。今年3月には消費者安全調査委員会が経済産業省に対し、法令による規制の検討を要望した。これを受けて経産省は6月、販売業者に対策を講じるように呼びかけるとともに、インターネットモール事業者へ協力を要請していた。そうしたなか、6月に同センターへ、2歳児がマグネットセットの磁石を誤飲し、救急搬送されたという情報が寄せられた。
国民生活センターの記者発表(14日午後、東京・品川) 子どもの玩具と誤認させる広告も
同センターによると、「販売サイトを見ると、子どもが遊んでいるような映像などがあり、子どもの玩具と捉えられかねない」(商品テスト部)という。
同センターは販売業者に対し、子どもに触れさせないように消費者に向けて注意喚起すること、子どもの使用をイメージさせる広告を行わないことを要望。経産省には、法令による規制の検討を求めたと説明している。
【木村 祐作】
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