三和エステート(株)(福岡市博多区、石井清悟社長)は、グループ会社のMAKIHAUS(株)(同)を吸収合併する。合併は11月頃を予定しているという。
MAKIHAUSは、2021年6月期の最終損益で4,000万円近い赤字を計上し、1億円超の債務超過となっていた。
三和グループのMAKIHAUSは15年、(株)槇から一部の債務を切り離したうえで、吸収分割により「マキハウス」ブランドを承継。戸建住宅の建築・販売などを手がけていた。
槇は、1987年に設立された戸建住宅建築会社で、「マキハウス」の屋号で自社ブランド・カーサキューブを展開していたことで高い知名度を有していた。しかし、採算性の低迷による資金繰り悪化などから、既述のようにMAKIHAUSへ事業を譲渡。16年に特別清算手続の開始決定を受けていた。
なお、「マキハウス」の知名度を高めた眞木健一氏は、三和グループとなった後もMAKIHAUSの取締役会長を務めていたが、今年9月に取締役を辞任した。眞木健一氏は、住宅設計・施工を手がけるMake House(株)(東京都港区)の代表取締役も務めている。
【永上 隼人】
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