2024年05月07日( 火 )

【筑紫野市長選】元市議の浜武氏、近く出馬表明

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 任期満了にともない来年1月に実施される筑紫野市長選挙(23年1月22日投開票)に、新人で元筑紫野市議会議員・浜武振一氏(57)が、データ・マックスの取材に対し、無所属で立候補する意向を明らかにした。近く県庁で記者会見を開いて、正式に表明する。

 浜武氏は、東京都大田区出身。久留米大学法学部を卒業後、公民館などで数理専門の学習塾を主宰した。1999年から筑紫野市議に3回当選。19年の参議院福岡選挙区に、政治団体オリーブの木から出馬し、落選した。2011年にも筑紫野市長選に出馬しており、2回目の挑戦となる。現在もYouTubeにおいて、教育やエネルギー政策などについて語るなど積極的な情報発信を展開している。

 浜武氏は、現職と新人の一騎打ちの構図は、「自民系政治家の代理戦争」の延長にあるとし、筑紫野市の変革を訴える。とりわけ、職員の意識改革の必要性を強調。

 「たとえば、待機児童や保育園の民間参入、地産地消の学校給食などについて、職員が他市町村の事例など、すべてを答えられるように勉強しないといけない」としたうえで「役所だけでは解決できない。英知を結集するためには、さまざまな立場の人たちと手を組んでいくことが必要ではないか」と話した。選挙について「組織頼みではなく1人でも戦う覚悟。事業者にではなく、パートの人など働く従業員に対して訴えていきたい」と強調した。

 同市長選には、4選を目指す現職の藤田陽三氏(80)、新人で前県議の平井一三氏(68)が無所属で出馬を表明している。

【近藤 将勝】

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