福岡大学、経営能力なし　日本経済大学、経営能力高い

福大工学部九州一の地位を逃す

　九州大学工学部名誉教授の談だ。「福岡大学は九州一、いや西日本一の工学部になるチャンスを失った。九州大学の西区への移転が始まった際に、工学部の同僚たちの大半は『田舎には移りたくないな』と不満を漏らしていた。地下鉄3号線も開通していて福大は交通の利便性も高まっていた。同僚たちも条件さえ合えば福大工学部へ移籍してもよいという声を漏らしていた。友人の同僚が先頭に立って移籍メンバーを募った。若手を含め、優秀な連中が15名におよんだ。福大側と交渉したが、物別れになってしまった。この15名のメンバーが移籍していたならば、福大工学部は確実に九大工学部の水準を抜いていたであろう」。

やはり福大の経営能力の無さの帰結であろう。

かつては低レベルの都築学園、いまや日本経済大学

　一般人は知らない。日本経済大学が都築学園の傘下にあることを知らない。誰もが「中央の大学」と錯覚しているはずである。都築学園経営陣はこうしたイメージづくりを得意とし、実際に卓越している。経営面ではネパールなどの留学生をかき集め、学生数のおよそ半分を占めている。学費を年間60～70万円に抑える配慮もある。スポーツ留学生を活用してスポーツで名を馳せている。

　そして、今回のウクライナ戦争に際しては、日本語が達者な理系の学生たちを無料で留学させた。これらの学生たちは非常に優秀で、広告塔の役割をはたす存在となっているという。近々、福岡大学と都築学園の財務分析比較をしてみよう！