安倍晋三氏、テロの犠牲から1周忌を迎えて(2)
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清和会の行方は?福田家に奉還するのが最良の解決策
安倍派イコール清和会(清和政策研究会)と理解している人が大半であろう。もともと、この清和会の源流は1962年に遡る。そして79年に福田赳夫氏が清和会を立ち上げたという歴史がある。だから創業者は福田赳夫だ。その後、安倍晋三氏の父晋太郎氏が2代目を継承した。晋太郎氏が早死したために清和会の氷河期は長期化した。その危機を救ったのは小泉純一郎氏であった。そこから我が世の春を謳歌した。
ところが晋三氏が暗殺されて1周忌を迎えるというのに清和会の次期会長が決まらない。ついには「5人衆」による集団指導体制案も取り沙汰されている。まさしく分裂寸前に立たされている。
ここで浮上してくるのが、福田家への大政奉還説である。清和会には赳夫氏の孫の達夫氏がいる。達夫氏は派閥横断でグループを結成。清和会にとどまらず、約90人もの大勢の議員が加わっている。目敏い5人衆のメンバー、たとえば西村康稔氏などは達夫氏に次のようなセリフで迫ってはどうか。「私に1期、総裁に就ける力を貸してください。その後は達夫さんの長期政権達成のために力を尽くします」と。
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