2024年06月20日( 木 )

顧客と社員を何よりも大切に 地域に根付き、未来を創造する建設会社(株)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

(株)未来図建設

信用第一を貫き122年

 明治35年に創業され、今年122年目を迎えた老舗企業の(株)未来図建設。同社は地場総合建設業として、福岡のまちづくりに貢献し続けてきた。1964年に本社を現在の福岡市南区野間へ移転させると、より地域密着型の経営を鮮明にし、県内の業界をリードする建設会社として存在感を高めてきた。創業120周年を記念して行った地域貢献事業では、南区の若久校区で若久中公園に飛び出し防止のフェンスを設置するなど、子どもたちが安心して遊べる環境を提供している。

若久中公園に寄贈した子供の飛び出し防止用フェンス公園(福岡市南区)
若久中公園に寄贈した子供の飛び出し防止用フェンス公園
(福岡市南区)

 同社が扱う建築の種類は多岐にわたり、中高層ビル・マンションをはじめ、医療・福祉関連・物流・商業および公共施設、ガソリンスタンド、戸建住宅などの設計、施工を行っている。そんな同社が重視していることの1つが挑戦だ。代表取締役・菅原正道氏は「まずは私が率先して行動することが大事です」と語っており、代表を含む全員が一体となって邁進する姿勢が、着実に継承されてきた。こうして、現状に甘んじることなく新たな挑戦を続けており、常に時流に沿うよう事業を構築してきた。

 菅原代表が仕事に取り組む姿勢に関して最も大切だと強調するのが、信用だ。「信用が何よりも大事です。やはりこれが一番大切であることはどんな時代でも変わらないと思います。手を抜かないこと、ごまかさないことで初めてお客さまからの信用が得られると思っていますので、今後もそうした姿勢を貫いていきます」(菅原代表)と語る同社は顧客からの絶大な信用を得ている。

人材育成を大切に
研修・資格取得など支援

(株)未来図建設 代表取締役 菅原正道 氏
(株)未来図建設
代表取締役 菅原 正道 氏

    菅原代表は福岡の建設業界において、企業経営者のなかでも指折りの人物として評価されている。福岡青年会議所理事長を務めた経験をもち、歴代の理事長らから「人格者」と認識されているほどだ。

 その人間力は社内でも同様で、社員からの信望も厚い。さらに、相手の立場を尊重した柔軟な対応力で仕事に取り組んでいる。このような姿勢は同社の取引先からも同様に評価されており、菅原代表の姿勢と実践力は同社の高い信用の礎の1つといえよう。

 そうした特徴が同社内で現れているのが、人を重視する姿勢だ。菅原代表は「『人は石垣、人は城』と言います。人が育たないと企業の成長はありません」と語る。人を育てるうえで社員の定着が不可欠であり、また、若い社員たちは伸びしろが大きいので、彼らの教育や成長の支援に尽力している。

 新入社員に対しては研修や教育のフォローアップに加え、カウンセリングなども実施している。キャリアアップに関して、建設現場の所長となるには相応の資格を保有することが必要となる。そこで同社では取得のために必要な費用の一部負担や、研修や講義などに出席しやすいよう勤務時間の調整などを行っている。このような支援の対象は現場の職員に限らず、営業や経理の担当者に対しても同様に行われ、社員が自己の能力を高めるための支援を実施している。

 同社の雰囲気に関しても菅原代表のそうした人柄が反映されており、アットホームさが特徴の1つだ。この3年は社内行事を控えていたが、復活させていくという。建設業では多くの社員が現場に出ており、オフィスで働く社員との接点が少なくならざるを得ないという特徴があり、社員間のコミュニケーションを意識的に図る必要があるという。今後は、暑気払い、ボウリング、社員旅行などのレクリエーションを企画し、社員同士のコミュニケーションがより活発になるよう促していく。

先が読めない時代でも
挑戦と育成を重視

(株)未来図建設 本社    どの業界においても、昨今の物価・エネルギー価格高騰の影響を免れないが、価格転嫁の容易さには違いが出てくる。建設業の場合、見積りを顧客に提示後、実際に材料などを調達し施工するまで一定の時間を要すため、現在のような状況下では、見積り時よりコストが増大することがある。顧客も見積りに提示された金額を基に銀行への融資の依頼を行っており、それ以上の費用が必要となるため、施工に入ることを見直す依頼主も現れるケースもある。

 菅原代表はそうした現状を踏まえながらも、次世代を見据えている。「先行きが読めない情勢ではありますが、我々がすべきことは不変です。現状に甘んじることなく、よりお客さまに喜んでいただくために、自らも研鑽を積みながら、これまで築いてきた事業を次世代に伝えていきます」(菅原代表)。実際、マンションに関しては福岡エリアを中心に好況が続いてきたが、今後は先が見えにくい。そのため、将来のさまざまな可能性に備え、今後はオフィス、商業施設、物流施設など多様な建物の受注・施工により力を入れていくとしている。建設業は受注産業であり、先々の景気動向を注視し経営戦略を立てていく必要がある。

 世代を継ぐことはすなわち、次世代の人材を育てることでもある。菅原代表は同社の将来について、人材育成を軸に思い描く。「会社の宝は人です。社員に愛される会社は、お客さまにも愛される会社になれると思います。そのためには常に愛情をもって社員に接し、アットホームな社風を築き、『会社が大好き』な社員をたくさん育てることが大切です。また、働きやすい職場環境を整備し、社内での対話を増やし、風通しの良い会社にするために努力していきます」(菅原代表)。

 将来を見据え、人を大切にする姿勢をもち続けることで、同社は今後も信頼される企業であり続けるだろう。


<COMPANY INFORMATION> 
代 表:菅原 正道
所在地:福岡市南区野間2-7-1
創 業:1902年10月
設 立:1952年11月
資本金:9,900万円
TEL:092-511-1311
URL:https://www.miraizu.co.jp

<RECRUIT> 
募集職種:建築施工管理
応募資格:建築施工管理技士
採用実績:2022年度/7人  
採用予定:5人
問合せ先:092-511-1311
採用担当:岡本


<プロフィール> 
菅原 正道
(すがはら・まさみち)
1954年3月、福岡市生まれ、福岡大学卒業。79年4月、(株)福岡金子組(現・未来図建設)に入社し、常務取締役に就任。91年1月、同社取締役副社長を経て、93年11月、同社代表取締役に就任。

関連記事