関家具に独禁法違反疑いで公取委が立ち入り検査
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公正取引委員会が26日、独占禁止法違反の疑いで家具卸売大手の(株)関家具(福岡県大川市、関正代表)に立ち入り検査を行ったことが分かった。
同社が取り扱う海外ブランドのいすを小売店に卸す際、値下げ販売を行わないよう求めるなど、再販売価格の拘束を禁じた独占禁止法に違反した疑いがあると見られている。公取委は、小売店が値下げ販売を行った場合は、関家具が小売店側に同ブランドの出荷を取りやめることなどを示唆して、自由な価格設定を妨害していなかったかなど、取引の状況について詳しく調べるものと見られる。
関家具は1968年創業、2011年5月期の売上高80億円であったものが、順調に売上を伸ばし、10年後の21年5月期には195億円となり過去最高を記録していた。23年5月期の売上高は182億円。会社資料によると、創業以来50年以上、年間黒字経営を継続しているという。
【寺村 朋輝】
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