2024年12月11日( 水 )

力の源HD、24年3月期決算は増収増益 中国店舗は減少

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 15日、ラーメンチェーン一風堂などを展開する(株)力の源ホールディングス(本社:福岡県福岡市、山根智之代表)は2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は317億7,600万円(前期比21.7%増)、営業利益は32億9,600万円(同44.5%増)、経常利益は34億8,900万円(同50.3%増)、当期純利益は21億8,600万円(同34.2%増)で、増収増益となった。

 主な決算要因としては、国内および海外での店舗運営事業の拡大に加え、商品販売事業の成長が寄与した。とくに、国内外での「一風堂」ブランドの人気が続いており、新規出店や既存店の売上増加が顕著となっている。また、原材料費の高騰や為替の変動にも対応し、効率的な経営を行ったことが増益にも貢献した。

 その一方で、中国での店舗展開は、中国の景気後退懸念や異常気象、継続しているインフレや金融引き締めの影響により消費動向が悪化しているとして、前期末22店舗から6店舗減って16店舗となっている。

 来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は350億円(同10.1%増)、営業利益は35億6,600万円(同8.2%増)、経常利益は36億7,800万円(同5.4%増)、当期純利益は24億800万円(同10.2%増)で、引き続き増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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