2024年10月07日( 月 )

90歳まで辿り着く確率は10%か

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 89歳の“現役バリバリ”の経営者Aが今、楽しみにしているのは来年90歳になってのゴルフのスコアで、「どうしても90歳のエージシュート※を達成する」と意気込んでいる。
※ゴルフで自身の年齢以下のスコアでホールアウトすること。Aの場合はグロスで90以下

 Aは過去に2回エージシュートを達成しており、元気の秘訣はゴルフにあると言える。筆者が「高校、大学、職場などの同年輩の方々は何人存命していますか?」と尋ねると、「もう残っているのは10%だ」と冷厳な言葉を発した。

 先輩Bはさらにその10歳年上である。AもBも九州大学経済学部卒だ。ふたりとも奥さんに先立たれているので一人暮らしである。

 Bの長生きの秘訣は碁を打つことだ。毎週4回、1日5勝負しているとか。そこでBに対しても「同年輩の方々はもう1割しか残っていませんか?」と尋ねてみたところ、「まだ残っているであろう」(何割とは答えなかった)との回答があった。そこで思い切って「しかし、あと2年したら10%しか残らないのではないか?」と投げかけてみた。それに対してBはあっけらかんと、「これから2年もすれば、たくさんの連中が死んでいくから、生存率10%が無難かな!」と頷いていた。

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