ワイン好きの経営者らが集う「燦々会」が11月19日に福岡市内で開かれた。毎月恒例の「燦々会」だが、今回は同日解禁を迎えたボジョレー・ヌーボーの乾杯で口火が切られた。
会長の安心院崇臣氏はボジョレー・ヌーボーについて「ボジョレー地域のぶどうの出来を確認する“新酒”」と表現。「熟成させないで飲むので美味しいとは言えない」とブームの過熱にくぎを刺す。
このようにブームの反動で否定的な意見も声も聞かれるボジョレー・ヌーボーだが、なかにはワイン通を納得させる逸品がある。このとき振る舞われたボジョレー・ヌーボーは日本人醸造家・仲田晃司氏が経営する「ル・デュモン」で造られたもの。辛口の安心院会長も「2000年以降のボジョレー・ヌーボーで、仲田さんのワインを飲まない手はない」と称賛した。
さらに会場のフランス料理店「シェ・モリタ」のオーナーソムリエで、日本ソムリエ協会のマスターソムリエの称号を授与された実力者、森田英嘉氏は「こんなジューシーかつフルーティなボジョレー・ヌーボーは始めて」と言葉に力を込める。安心院会長も「季節の風物詩としてボジョレー・ヌーボーを楽しむことには大賛成」と喉を鳴らした。
【鹿島 譲二】
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