参政党・神谷代表、「世のため人のために働く若者を育てたい」と講演
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2日午後、参政党福岡支部は「全国キャラバン」の一環として、博多駅前で神谷宗幣代表を迎えての街頭演説を行い、約150名の党員・支持者が集まった。
子を持つ現役世代の支持
同党の支持層は30代から50代の現役世代が中心で、とくに子どもを持つ母親層から支持されている。参政党所属の福岡市議会議員・新開裕司氏の挨拶後、代表の神谷宗幣代表は、「日本の子どもたちが日本に誇りをもてる教育になっていますか」「自分が社会に貢献しようという人は増えていますか」と述べたうえで「きれいごとを言ってたらだめだよ、政治家なんて自分のためにやってるという人がいるが、そうやって斜に構えて生きていると皆さんの会社も潰れるのですよ」と訴え、「世のため人のために働く若者を育てないと皆さんの会社に優秀な人は来ない」と指摘した。
講演を行う神谷代表 神谷代表は午後2時から電気ビル共創館で「参政党は陰謀論政党なのか」と題して講演を行った。
前半では神谷氏の経歴や参政党結党の経緯に言及し、党の政策を解説した。吹田市議会議員を務めた経験から「6年間地方議員をやって限界が見えた」「国を変えるためには政党をつくるしかないと思った」と結党の動機に言及した。
軍事ビジネスの実態
経済政策については「高齢化や人口減少している国はいっぱいあるが、経済成長している」としたうえで「労働力が足りないのは働き方改革をするからで、働きたい人がたくさんいるのに残業をダメだとするからだ」と指摘、「103万円の壁を撤廃し、200万、300万に引き上げたらよい。扶養控除から外れたくない主婦の人たちは働いてくれて労働力は確保できる」と述べた。
講演会場 後半は、講演テーマでもある「参政党は陰謀論政党なのか」について語った。ウクライナ戦争について「軍事ビジネスに使われている」と語り「国連の安全保障理事国が武器をつくっており、世界の軍需産業の60%はアメリカで、民族紛争や宗教対立と見せながら戦争をつくってきた」「アイゼンハワー元大統領も退任時に軍産複合体の存在を指摘していた」など軍産複合体をはじめとした世界を動かすパワーエリートの実態について明らかにした。
会場では神谷氏の新著『デジタル戦争の真実』(青林堂)が販売された。講演会終了後にはサイン会が行われ、多くの党員・支持者が同書を買い求め、神谷氏は気さくにサインに応じていた。
【近藤将勝】
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