堅守&「蜂の一刺し」で連勝 京都0-1福岡
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サッカーJ1リーグ・アビスパ福岡は9日、アウェーのサンガスタジアム by KYOCERAで京都サンガF.C.と第5節の試合を行った。
開幕3連敗とシーズン立ち上がりでつまずいたアビスパだが、前節は昨年の王者・ヴィッセル神戸を相手に1-0の完封勝利。一気に上向きになったチームの雰囲気をさらに盛り上げるために、京都を下して連勝といきたいところだ。
対する京都は1勝1敗2引き分けの勝ち点5。エースストライカーのFWラファエル・エリアスを中心とした強力な攻撃陣を豊富な運動量で支えるスタイルが特徴だ。
試合は両チームが真っ向から攻撃をしかけ、それを守備陣が跳ね返すエキサイティングな展開に。11分、京都MF平戸太貴が強烈なミドルシュートを放つが、これは福岡GK村上昌謙がしっかりとセーブ。23分にはFWラファエル・エリアスのクロスからMF奥川雅也、39分にはフリーキックをMF平戸が直接狙うが、いずれもGK村上がアビスパゴール前に立ちはだかる。アビスパもFWシャハブ・ザヘディが再三シュートを放ち、京都ゴールを脅かすが、京都GK太田岳志が阻む。両GKの活躍で、前半を0-0で折り返した。
後半、試合を決定づけたのは金明輝監督の一手だった。62分、FWシャハブ・ザヘディに代えてFWウェリントンを投入。ボールコントロールやシュート技術の高さが自慢のFWシャハブ・ザヘディに対し、FWウェリントンは高さと強さ、そして献身的なランニングが持ち味。その持ち味が生きたのが、65分のことだった。
MF見木友哉から出たロングボールをFWウェリントンが高さと強さを生かして競り落とし、そのボールを受けたのがMF紺野和也。紺野は切り返しながら冷静に相手DFの足の動きを見抜き、狙いすましたグラウンダーのシュートをゴール右下隅に流し込んだ。
こうなれば、アビスパ得意の1点を守り切る集中した守備の見せどころ。京都を率いる曺貴裁(チョウ・キジェ)監督は次々に攻撃的な選手を投入するが、アビスパは選手全員が力の限り走り続け、京都に決定機を与えない。試合はこのまま終了し、アビスパが2試合連続となる1-0の完封勝利をはたした。
開幕以来、メディアから「昨年までの長所だった堅守が崩れる」といわれてきた「ミョンヒアビスパ」。だが、ここにきて2試合連続無失点勝利を達成し、いよいよ本領発揮というところだろう。また、金監督が整備した攻撃の迫力はさすがのひとこと。チャンスと見ればゴール前に次々に選手が侵入し、たとえシュートを防がれても二次攻撃を繰り出す重層的な攻撃は魅力十分だ。
次節は待望のホーム開催。第6節FC東京戦は、15日(土)午後2時キックオフだ。日中は気温も上がり、観戦環境もぐっと良くなってきたベスト電器スタジアムで、アビスパの本拠地初勝利を後押ししよう。
【深水央】
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