2024年04月20日( 土 )

女性の採用増える建設業界

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全国建設業協会はこの度、女性職員在職・採用状況調査の結果を発表した。調査対象は同協会会員企業。同調査結果によると、9月1日現在で女性職員の数は1年前に比べ1,519人増加。増加人数から減少人数を差し引いた純粋な増加人数は技術者398人、技能者62人、事務職員では1,059人。事務職での増加が目立つものの、現場で能力を発揮する「けんせつ小町」も増加しており、業界における女性のポジションも着実に変化しつつある。
 また、同調査では現場での女性用トイレ・更衣室の設置状況も調べられた。回答を得られた1,250社中、女性用トイレを設置していたのは全体の9.9%。一部現場での設置は14.6%で、64%以上が男女共用という結果になった。更衣室に関しても、回答を得られた1,245社中、設置・一部設置合わせて14.5%。男女共用が8.8%で、「ない」との回答が76.6%だった。
 同協会はこの結果を受けて、処遇改善・女性の活躍を後押しする取り組みに一段と力を入れる方針だ。


 3年以内の離職率が約50%に上る建設業界。女性たちが長く活躍できる職場環境を整えることは、今後定着率を上げていくためにも至上命令だといえる。

 

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