日本プロダクト、技術者虚偽記載と工事未履行で入札停止 福岡市が9カ月間の措置

 16日、福岡市は日本プロダクト(株)(本社:福岡市南区)に対し、公共工事において提出資料に虚偽記載および契約不履行があったとして、同日から来年2月15日までの9カ月間、競争入札参加資格を停止する措置を講じた。

 発表によると、問題となったのは、市が発注した「貝塚駅周辺土地区画整理事業 下水道築造工事(その9)」、契約金額は税込で5,937万8,000円、履行期間は2024年6月18日~25年2月22日の契約。

 同社は当該工事に必要な技術者について虚偽の内容を記載した書類を提出し、その技術者を実際には配置しないまま工事を進めた。その後、履行期間内に工事を完了できないとの申し出があり、市は契約を解除した。これについて市は、競争入札参加停止等措置要領に基づいて、指名停止の措置とした。

【寺村朋輝】

関連キーワード

関連記事