【読者投稿】発覚するのは氷山の一角 購入者は建設会社になめられているのか

 NetIB-NEWSでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
 今回は、「(仙台)前田建設工業、清水建設のマンション構造スリット欠陥問題 (4)住民側は具体的に何をすべきかの助言」についての読者のご意見を紹介する。

 東京都にある東急ドエル・アルス世田谷フロレスタ(建設:東急建設)も、スリットが入っていないということで、耐震基準を満たしていないことが発覚した。

 私の住んでいるマンションも、フロレスタと同じ東急建設。しかも築年はフロレスタよりも2年前ということで、現在建築士を含めて調査を行っている。新耐震基準でつくられていると言われていても、手抜きがあれば新耐震基準を満たさない。しかも、発覚するのは大規模修繕や、周辺で手抜き工事が見つかってからになる。建築確認申請書を出して、申請通りに建てられていることを検査しているにも関わらずだ。

 まず、行政(国土交通省および、地方自治体の建築確認の部署)の無策に他ならない。検査そのものが機能していないことが重要な問題ではないだろうか。これは氷山の一角だろう。分譲マンションで所有者が問題意識をもつ管理組合などほとんどないので、発覚しないだろうと建設会社もたかをくくっているのではないだろうか。

 もはや、行政が動くべき問題で、行政主導で調査をして、不正工事をした建設会社はすべて公開すべき事案だと思われる。

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