5月の九州への外国人入国者数(速報値、船舶観光上陸者を除く通常入国者数)は43万4,781人。前年同月比20.8%増の大幅増となり、通常入国者数は3カ月連続で単月過去最高を更新した。全国シェアは11.9%。
主要な国・地域別に見ると、韓国からの入国者数は21万4,755人(前年同月比6.6%増)、中国は9万8,592人(同41.3%増)、台湾は7万162人(同38.1%増)と、いずれも大幅な増加を示した。一方で、香港は3万5,267人(同2.7%減)と主要な市場で唯一落ち込んだ。香港は全国で同11.2%減となっており、SNSなどで「日本で7月に災害が起きる」という噂が拡散したことによる影響が見られる。
空港・港湾で見ると、福岡空港は3月に第2滑走路の運用開始にともない国際線が増便したことから入国者数が伸びている。また熊本空港はコロナ以前では多くて1万人強であったが、2024年12月に2万人台に達し、6カ月連続で維持している。ほかの多くの地方空港・港湾はコロナ以前の水準に戻っていない状況が続いている。
【茅野雅弘】
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