10日、メディアファイブ(株)(本社:福岡市中央区、河野活代表)は2025年5月期の非連結決算を発表した。それによると、売上高は17億1,900万円(前期比0.6%減)、営業利益は3,600万円(同288.5%増)、経常利益は7,000万円(前期は400万円)、当期純利益は5,900万円(前期は0円)で、増益決算となった。
決算要因としては、24年12月に連結子会社の(株)匠工房を売却したことにより、今期から非連結決算に移行したことが影響している。主要事業であるSES事業では、IT人材の育成と技術力向上に注力し、契約単価の交渉や人材の戦略的配置を進めた結果、売上高は15億3,400万円、セグメント利益は3億4,900万円となった。ソリューション事業では、中小企業向けの「OFFICE DOCTOR」サービスを軸に安定的な受注を継続し、売上高は1億8,500万円、セグメント利益は4,400万円を確保した。また、営業外収益として配当金4,000万円を計上した。
来期(26年5月期)の業績予想については、売上高を17億3,000万円(前期比0.6%増)、営業利益を1,000万円(同72.6%減)、経常利益を800万円(同88.6%減)、当期純利益を500万円(同91.6%減)とし、売上は横ばいも減益を予想している。予想の理由については、IT人材の確保難や処遇改善コストなどを挙げるが、一方でプログラミングスクール「アキバ・テックドリーム・アカデミー」の運営最適化を通じて、中長期的な利益体質の強化を目指すとしている。
【寺村朋輝】
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