プラッツ、25年6月期決算は増収増益 来期も増収増益予想

 7日、(株)プラッツ(本社:福岡県大野城市、河内谷忠弘代表)は2025年6月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は84億2,200万円(前期比31.9%増)、営業利益は1億8,300万円(同389.4%増)、経常利益は2億4,000万円(同28.1%増)、当期純利益は1億9,200万円(同193.8%増)で、増収増益となった。

 決算要因としては、主要事業である医療介護用電動ベッド事業において、国内外での販売が好調に推移したことが挙げられる。国内の福祉用具流通市場では、介護保険制度下での特殊寝台利用件数が微増し、販売実績は46億8,400万円(前期比5.9%増)となった。医療・高齢者施設市場では施設数・高齢者住宅戸数の増加を背景に20億7,600万円(同15.7%増)を計上した。さらに、24年4月に子会社化したやまと産業の寄与により家具・寝具流通市場の売上は15億900万円(前期は5,100万円)となった。海外市場も中国向け出荷が好調で1億5,100万円(同28.6%増)を記録した。仕入コスト低減や円安効果により売上総利益率は29.9%と改善し、持分法による投資利益8,200万円を計上した一方、為替差損1,500万円を計上したが、全体として収益性が大きく向上した。

 来期(26年6月期)の業績予想については、売上高88億円(前期比4.5%増)、営業利益4億円(同118.0%増)、経常利益4億2,500万円(同77.1%増)、当期純利益2億7,500万円(同42.5%増)で、さらに増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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