OCHIホールディングス、26年3月期中間決算 増収増益

 5日、OCHIホールディングス(株)(福岡市中央区、越智通広代表)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高は585億2,900万円(前期比2.7%増)、営業利益は6億7,500万円(同2.5%減)、経常利益は9億7,100万円(同2.2%増)、四半期純利益は5億4,500万円(同6.6%増)で、増収増益となった。

 決算要因としては、住宅建築価格の高止まりや住宅ローン金利上昇、さらに25年4月の建築基準法改正による新設住宅着工の減少が影響した。

 セグメント別では、主力の建材事業が345億4,500万円(前期比2.5%減)で営業利益2億3,400万円(同26.9%減)と減収減益となった。環境アメニティ事業は売上高85億1,000万円(同1.9%減)、営業利益1億6,300万円(同5.8%増)と堅調を維持した。加工事業は売上高72億7,600万円(同6.5%増)、営業利益2億4,200万円(同17.1%減)となり、非住宅分野の開拓が寄与したが利益率は低下した。

 一方、エンジニアリング事業は大型物件の完工などに加え、24年10月に子会社化した(株)弓田建設(福島県会津若松市)の寄与により売上高67億9,000万円(同48.0%増)、営業利益5億1,500万円(同39.2%増)と大幅増益を確保した。

 通期(26年3月期通期)の業績予想については、売上高1,250億円(前期比6.8%増)、営業利益17億円(同15.6%増)、経常利益22億円(同14.0%増)、当期純利益12億円(同15.3%増)で、増収増益を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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