MSCベリッシマで航くツアー紀行文(2)船旅は5日間がピッタリだ

 筆者は阪急交通社が主催する「宮古島・石垣島・台湾をめぐる 沖縄美ら海クルーズ5日間」に参加した。そのツアー紀行文をお届けする。

海を眺められる船室は2割

海を眺められる船室    さあ、船旅をエンジョイできる時間はどれくらいあるだろうか! それは個人差があり、千差万別であろう。豪華客船という非日常空間を楽しめるかは、個々人の嗜好に大きく左右されるというのが結論である。筆者の場合、今回の4泊という日程は十分であった。まず何よりも寝室空間が重要である。

 今回は海を眺められる船室であったため、気分は爽快だった。(3)で詳細に触れるが、MSCクラス(17万トン級)であれば、客室全体の約5分の1であろう。部屋のランク付けは価格次第だろうが、構造上、それが限度ではないか。10坪の広さにベッドが2台設置され、シャワー室(トイレ併設)とテーブル(作業用)が備え付けられている。24時間、この部屋に閉じ込められる状況はご辞退したい。

合理的なシステム=MSC Bellissima

MSCカード

    写真を参照されたし。このカードが船内での身分証明書である。パスポートは預けるので、このMSCカードしか身分証明できるものはない。さらに船上では、クレジットカードの役割を担う。下船する際にカード会社へ請求する手続きが可能になる。少額を賭けるカジノでは借り入れも可能である。何事も合理的だ。船上では、乗客はこのカードを常に携帯する義務を負うことになる。

船内施設、クルーズライフ満悦

船内イメージ    子ども連れが多いのは意外であった。子ども向けの「ドレミランド」が設置されており、お子様向けのイベントをはじめ、おもちゃ、本、ゲーム、ビデオを取りそろえている。今後、子ども連れの乗客が増加すると見込んでいるのであろう。

 次にフィットネスセンターをのぞいてみた。通常のジムマシンのほか、ヨガ(有料)など幅広いプログラムを用意している。運動に適した服装で利用でき、インストラクターも6人ほど見受けられた。参加者が多かったのには驚いた。2時間程度の時間つぶしは容易である。

船内イメージ    さらに多彩なプールエリアには驚愕した。広々した「アトモスフィア・プール」はデッキ15の中央にあり、洋上リゾートの中心的存在である。今回は冬場であったが、利用者は多く、皆満足している様子だった。

 デッキ19(後方)にある「アリゾナ アクアパーク」は子どもから大人まで一緒に楽しめる洋上の水の遊園地である。ウォータースライダーや噴水、インタラクティブな水遊び設備が充実している。さらに船上の大型スクリーンで映画鑑賞をしたが、非常に迫力があった。

 久しぶりにボウリングに興じたが、スコアはいまひとつであった。加えてスポーツプレックス(デッキ18)まで用意されている。ここはバスケットボールやフットサルなど、多彩なアクティビティを楽しめる多目的コートになっている。経営者側の「乗客を昼間の時間帯に退屈させないための創意工夫」には感服する。

最大の賑わいはインペリアル・カジノ

 最も人が集まっていたのは、やはりカジノである。ルーレット、ブラックジャック、スロットマシンなどの多彩なゲームコーナーには人が押し寄せていた。

 甥は麻雀が強く、一時はセミプロ級であった。今回は前回稼いだ資金を投入したものの、完膚なきまでに負けてしまった。カジノを仕切るメンバーはすべて中国人である。奥には来賓ルームが幕で仕切られており、この場所では最低でも億円単位の賭けが行われているのではないかと察した。

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